有限会社プラネットタウンは、タカハシEM200をスカイセンサー2000で制御させることのできるモジュール「マーキュリー」の発売・取り付けを開始した。「マーキュリー」はスカイセンサー2000を各種赤道儀に取付けるための部品とノウハウの総称で、主な特徴は以下のとおり。
過去のニュースでも株式会社誠報社のタカハシNJP、ペンタックスMS55i赤道儀とスカイセンサー2000を接続する新製品を紹介したが、今回プラネットタウンが発売する「マーキュリー」も、コンセプトは同じで、スカイセンサー2000の持っている高機能を手持ちの赤道儀で実現するためのユニットだ。プラネットタウンでは、EM200以外にも、マークX、JP、アスコ社製、ミカゲ社製赤道儀にも「マーキュリー」を移植中とのこと、こういった機能が比較的安価で自分の赤道儀に組み込めることは、おおいに歓迎すべきことだ。これからも、より多くの赤道儀に移植されるとのことで楽しみではあるが、現行のスカイセンサー2000では、パソコンからの制御が行なえないなど残念な点もある。(スカイセンサー3Dはパソコンで制御できる。)ノートパソコンなどの普及で、天文シミュレーションソフトなどから制御を行なうなど、環境の統合を望んでいるユーザは多い。高機能なスカイセンサー2000だが、それだけに、さらなる進化に期待したい。
詳細はプラネットタウンWWWサイト「デジタル天文館プラネットタウン」で公開されている。