【1998年2月27日 アルーバ発速報】
旅が非日常を求めるものならば、皆既日食を見るための旅ほど非日常的なものはないだろう。 2月26日、カリブ海に浮かぶリゾートアイランド・アルーバを訪れた日本人ツアー59名は、世紀の天文ショーをじっくりと楽しむことができた。 日食の開始直前に軽いスコールに見舞われ、一時はどうなるものかと危ぶまれたが、皆既日食の最中は快晴で、太陽のすぐ近くに木星と水星、少し離れて金星と明るい惑星を従えた見事なコロナを楽しむことができた。
●アルーバ島は、カリブ海のアンティル諸島の一つで、オランダ王国の女王を君主とする立憲君主国。 以前は石油が主な産業であったが、現在では年間65万人の観光客が訪れるリゾート地となっている。
東西に伸びた見事なコロナ。
画像ではよく分からないが、太陽のすぐ脇には木星と水星、離れたところに金星が見えていた。
日食観測を終えて集合写真。