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超新星 SN 1997 dq

国立天文台・天文ニュース (140)


【1997年11月 6日 国立天文台・天文ニュース】

 富山県の青木昌勝(あおきまさかつ)さんは、 43センチ望遠鏡による11月2日のCCD撮像から、 「しし座」の隅のところで15.0等の超新星を発見しました。 これは NGC3810銀河の中心から西に43秒、北に29秒のところで、

       赤経 11時 40分 55.90秒
       赤緯 +11度 28分 45.7 秒   (2000.0)

の位置になります。これは今年に入ってから121個目の超新星で SN 1997 dq の 符号で呼ばれることになりました。 11月5日のチャリス(Challis,P.)らのスペクトル観測によりますと、 極大光度前後のタイブ-Ib の超新星だそうです。

 青木さんはこの8月20日にも「ヘルクレス座」に16.4等の超新星 SN 1997 dd を 発見されていますので、これまでの発見総数は7個になり、 日本人としての新記録になりました。

参照 IAUC 6770(Nov.5,1997)

    1997月11月6日        国立天文台・広報普及室


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