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日本人2名がミュラー第2彗星(P/1997 M2)を検出


【1997年 7月 6日 IAUC 6695】

1990年に発見され、今年11月22日に帰ってくると予想されていたミュラー第2彗星 を、日本人2名が検出した。 認識符号は P/1997 M2 となる。

ダイニック天文台の杉江氏は世界時6月29日に60cm F4.0反射望遠鏡とCCDで、 この彗星を18.9等と観測した。 また、久万高原の中村氏は世界時7月5日に60cm F6.0のリッチー・クレチアン 式望遠鏡とCCDで、この彗星を19.9等と観測した。 中村氏は、今年4月にはマクノート・ヒューズ彗星(130P/1997 H1)を検出していて、 これで今年2個目の検出となる。

MPC 23484に掲載された村岡氏の予報軌道に対して、近日点通過日は0.26日 早くなった。また、検出された光度は予想よりも多少暗い。


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