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最遠の超新星1997ck


【1997年 5月 8日 IAUC 6646】
高赤方偏移超新星捜索チーム (High-Z Supernova Search Team) は、カナダ-フランス-ハワイ望遠鏡で4月29日に撮影されたCCD画像から11個の 超新星を発見した。これらはいずれも地球から数十億光年という遠方にあり、 22.6〜24等と大変暗い。

そのうちの1つ、1997ckは今までに観測された中で最も遠い超新星である。 観測された赤方偏移の値が約1であり、これはこの超新星が地球から 約55億光年の距離にあることを示している。 1997ckの位置は赤経16h53m00s.27、赤緯+35°03'46".4で、ヘルクレス座の球状 星団M13のすぐ近くだが、24等と大変暗い。


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