6月11日部分日食
日食を目で見るには
日食グラスの使い方
■部分日食の欠けた太陽を見る時は、必ず専用の「日食グラス」を使いましょう。黒い下敷きなどは眼で見て太陽が眩しくなくとも、「赤外線」を透過するので危険です。
 直径の40%が欠けた部分日食といっても、太陽のまぶしさは変わらず、太陽を肉眼で見るのは危険です。
 でも、日食専用の「日食グラス」を使えば、かんたんに欠けた太陽を観察することができます。ポケットに入れて持ち運べ、6月11日の朝、どこでもサッと取り出して、欠けた太陽を観察できます。


日食グラス
■日食グラス
眼視観察の必需品「日食グラス」


notice危険! 黒ければ何でもいいわけではありません
太陽を見るときはその強烈な光と「赤外線」から目を守るための専用の「日食グラス」が必要です
 ◎日食グラス
 ○まっ黒に現像した白黒ネガフィルム

専用の「日食グラス」は特殊な金属を蒸着することで可視光の減光と同時に赤外線をカットするもので、安心して使えます。またよく利用されるのが、感光させてまっ黒に現像した白黒ネガフィルム(色素系ではなく現像後に金属銀が残るタイプ)で、これも銀が含まれていて赤外線をカットするので、日食観察に使用することができます。

以下のものは日食観察に使ってはいけません。
 ×ポジ(スライド用)フィルムの黒いコマ
 ×黒い下敷き
 ×写真撮影用NDフィルター

これらは可視光を減光して太陽の形が見えます。しかし、太陽が眩しく見えなくとも、目に有害な「赤外線」を通してしまうので、知らずに目を傷めてしまいます。絶対に太陽を見るために使ってはいけません。
同様に、目で見て黒く、可視光を減光するものがあっても、「赤外線」を通す可能性があるので、絶対に太陽を見るためには使わないでください。