8月13日 ペルセウス座流星群が極大


 毎年夏休みのころは、いくつもの流星群が同じころ活動するので、流星がたくさん見られる季節です。なかでも8月12日から13日ごろにかけて出現するペルセウス座流星群がすばらしく、見のがすことができません。この夏は月明りの心配も全くなく最良の条件で観測できるのでぜひ注目してみましょう。夜半後にはペルセウス座の輻射点も高くなり観測しやすくなりますが、宵のころにもあんがい飛ぶこともあるので注意してみましょう。

 母彗星のスイフト・タットル周期彗星が回帰した前後の1991年、1992年、1993年には多くの流星がとびましたが、その後は平年なみに落ちついてしまいました。とはいえ、1時間あたり50個から60個もの流星を見ることができるわけですから、これはほぼ1分間に1個(実際にはそううまくはいきませんが)ほどの流星がとぶことになります。これが毎年コンスタントに出現するわけですから見のがせない流星群であることに変わりありません。

 この群の流星は青白色で速く、痕を残すものもわりと多く、とても明るい流星が多いのが特徴です。ペルセウス座γ流星群の活動期間は約1カ月間もあり、その間に、みずがめ座δ・ι両群、やぎ座α群なども出現するので、夏は1年中で最も流星がたくさんみえる季節になっているのです。


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