★主な内容
- 双眼鏡、カメラ、三脚持参でヒマラヤ遠征 マナスルに登る
8000mを超える高峰は世界で14座。8163mのマナスルは第8位にあたるが、登頂の難易度は高い。8000mの空気は地上の3分の1と薄く、限りなく透明な大気を通して宇宙空間へと直結している。人の足で到達することができるもっとも宇宙に近い場所、ヒマラヤのマナスル峰に登った。
- 火星接近
2年あまりのサイクルで地球との接近を繰り返す火星。今回の最接近は4月14日で4月いっぱいは視直径15秒以上の大きさを保っている。日本は気流の安定しやすい時期になるため、観測には好条件といえる。また探査機による直接探査も継続されている。最新の火星の実像についてまとめた。
- 語ってみよう アジアが育む星の物語
2009年の世界天文年を機に、アジアで協力し、アジアに伝わる星の神話・伝説を収集し、民俗学的見地も踏まえて本にまとめ、日本だけでなく各国で出版することを目的に「アジアの星ワーキンググループ」が発足しました。それから5年、この2月にワーキンググループによって書籍『アジアの星物語』が発行されました。
- 極大期に入った太陽を撮る 3「太陽面現象の詳細を写す(前編)」
高温のガスでできている太陽の表面には、磁場の作用で生じる複雑でダイナミックな構造が見られるが、シーイングの影響があって、その細部を写しだすのは容易でない。しかし「動画撮影+スタック処理」という方法を使うとシーイングの影響をかなり軽減できる。その方法の原理と使いこなすためのポイントを解説する。
- クラウドでつながる「ステラナビゲータ10」
「ステラナビゲータ」は、美しい画面を持つ天文シミュレータとして、擬似星空体験ができるだけでなく、天体写真撮影をサポートする機能も多数用意されている。今回「ステラクラウド」が実装されたことで、天体写真撮影への活用法が変わっていくかもしれない。その可能性について筆者の私見を交えて解説する。
- 【新連載】ブラック星博士のB級天文学研究室
ブラック星博士じゃ。明石市立天文科学館のヒーロー軌道星隊シゴセンジャーの敵じゃ。緊急ニュースじゃ。星ナビ編集部がブラック星博士の連載をO.K.したそうじゃ。さすが星ナビ編集部! 宇宙のように大きな人たちじゃ。星ナビを、ひいては天文業界を大いに盛り上げようではないか!
関連ニュース:「「星ナビ」新連載開始! ブラック星博士の「B級天文学研究室」」(2014/04/02)

(撮影/村山孝一)

探査機の成果

星物語
(提供/アジアの星)

オーロラ三昧の夜

ISSコマンダー
(c) NASA

誌面で大暴れ!?