------------------------------------------------------------------------------- ステラハンター・プロフェッショナル Ver.1.0 1.0cアップデータ Copyright(C) 2003-2009 AstroArts Inc. ------------------------------------------------------------------------------- 1.0cアップデータは、ステラハンター・プロフェッショナル Ver.1.0のアップデート (機能の追加や不具合の対応)を行うパッケージです。本パッケージをセットアップする ことにより、修正されたモジュールがステラハンター・プロフェッショナル(以下、 ステラハンターと表記)に組み込まれます。 ステラハンターの「バージョン情報」ダイアログに「1.0cアップデータ」と表示され る場合は、1.0cアップデータはすでにインストール済みです。この場合、本パッケージ をインストールする必要はありません。「バージョン情報」ダイアログは、「ヘルプ」 メニューから「ステラハンター・プロフェッショナルについて」を選択すると表示され ます。 また、1.0cアップデータは以前の修正内容を含んでいます。1.0cアップデータをセット アップすると、全ての修正が反映されます。 ■セットアップ方法 必ずステラハンターをセットアップした後に、1.0cアップデータをセットアップして ください。また、ステラハンターを実行している場合は、一旦終了してからアップデータ をセットアップしてください。 (1)Sh1up10c.exe(またはSh1up10c)をダブルクリックしてください。 (2)アップデータが起動したら、あとは表示されるメッセージに従ってセットアップ を行ってください。 ■修正内容 ============================ 1.0cアップデータ: 2009.08.13 ============================ □機能追加 ・SBIG STLシリーズのCCDカメラで撮像した画像の読み込み、及び探索処理に対応。 ・TIFF形式の画像読み込みに対応。 ・[画像マッチング]ダイアログに、[歪曲補正]を追加。 ・[1次探索]ダイアログで、9999個までの検出をサポート。 ※従来は999個まで。 ・[2次探索]ダイアログで、検出像とブリンク画像の表示にレベル調整機能を追加。 ・[軌道決定/同定]ダイアログで、軌道決定後のデータに平均残差を表示。 ・[画像情報]ダイアログを追加。 ・スターチャートで、既知小惑星を22等まで表示するように限界等級を変更した。 ※従来は20等まで。 □不具合修正 ●設定 ・[探索設定]ダイアログで、先頭が英字の天文台コードが入力できない。 ●探索 ・[画像マッチング]ダイアログで、マッチングを繰り返すと、同じ設定で[比較星数] の結果が一致しないことがある。 ・[マスクパターン処理]ダイアログで実行後、マスク処理済みフォルダの画像サイズ が、一致しないことがある。 ・[1次探索]ダイアログで、視野中心の赤経が6時または18時付近で、[メインベルト] 及びは[カイパーベルト]ボタンを使ってモーションを計算すると、実際の動きより 大きな値が設定される。 ・[2次探索]ダイアログで、探索処理中に中断すると、アプリケーションエラーが 発生することがある。 ・[精測]ダイアログで測定した観測値に、0.5ピクセル程度の位置誤差が発生する ことがある。 ・[軌道決定/同定]ダイアログで、小惑星チェッカーを実行すると、スクリプトエラー が発生して、同定結果が表示されない。 ※小惑星センターで運用されている「Minor Planet Checker」の変更に対応。 ・[軌道決定/同定]ダイアログで、既知小惑星に10万台の番号(先頭文字が英字)を 設定すると、検出天体ファイルで仮符号天体の前に番号小惑星が出力される。 ●星図 ・ステラハンター・プロフェッショナルを使用中のパソコンに、ステラナビゲータ Ver.7をインストールすると、スターチャートの[移動天体詳細]が表示されない。 ●その他 ・オンライン・マニュアルの文字サイズを大きくして、誤記を訂正。 ============================ 1.0bアップデータ: 2006.03.28 ============================ □機能追加 ・[2次探索]ダイアログに、[画像を合成してブリンク]を追加。 ※移動量に合わせてコンポジットした画像を表示して、微光の天体を容易に 確認することが可能。 ・[2次探索]ダイアログで、検出像とブリンク画像の表示倍率を100%〜900%に拡大。 ※従来は100%〜600%で表示。 ・[軌道決定/同定結果]ダイアログで、10万の桁を持つ確定小惑星の天体名設定 に対応。 □不具合修正 ●探索 ・[1次探索]で、設定したモーションと逆方向に移動する天体が検出されること がある。 ・観測中に視野がずれた画像を処理すると、[精測]で出力した[観測値ファイル] の精測位置に、ピクセル分解能ほどの誤差が含まれることがある。 ・[軌道決定/同定]ダイアログで、複数夜の探索から大量の検出天体を同定した 場合、処理が終了しないことがある。 ・[軌道決定/同定]ダイアログの[天体名/種別の編集]で、既知天体の天体名を 設定すると、[検出天体ファイル]の13カラムに発見報告を示す'*'が出力される (観測報告の場合はブランク)。 ・[軌道決定/同定]ダイアログの[天体名/種別の編集]で、彗星を選択すると、 [検出天体ファイル]の光度に'V'が設定される(正しくは核光度'N')。 ●星図 ・[移動天体詳細]で表示された既知天体の[観測数]が、MPCの軌道データと一致 しない。 ============================ 1.0aアップデータ: 2005.06.16 ============================ □機能追加 ・[ダーク/フラット補正]ダイアログに、[傾斜かぶり補正]を追加。 ※観測中にかぶりの状態が変化した場合、検出能力を保ったまま探索が可能。 ・すばる望遠鏡で撮像した画像の探索をサポート。 □不具合修正 ●操作 ・ステラハンターのウィンドウを最小化したのち、ウィンドウサイズを元に戻す と、ツールバーが左側に寄って表示される。 ・[画像マッチング]ダイアログの[ヘルプ]ボタンで、ヘルプが表示されない。 ●探索 ・[ダーク/フラット補正]ダイアログで、FITSヘッダの日時(DATE-OBS)に、時間 識別子('T')が指定された画像を処理すると、観測日時(露出中央時刻)読み取 ることができず、「観測時間が12時間以上です。」のエラーメッセージが表示 される。 ・[ダーク/フラット補正]ダイアログで、ビニングを行った場合、 [画像マッチング]ダイアログの[ピクセル分解能]に、ビニング後の値が表示 される。 ・[画像マッチング]ダイアログで、恒星の数が多い画像を処理すると、マッチ ングが失敗することがある。 ・FITSヘッダの赤緯(DEC)がマイナスの場合、 [画像マッチング]ダイアログに 撮像した視野と異なる赤緯値が表示される。 ・空き物理メモリが不足した状態で、[マスクパターン処理]などを行うと、 アプリケーションエラーが発生することがある。 ・[1次探索]ダイアログの[メインベルト]及び[カイパーベルト]ボタンで、 赤経6時と18時付近のモーションが正しく計算されない。 ・[1次探索]ダイアログで、[観測中に視野から外れた天体を探索]をオンで探索 を行うと、1次探索または2次探索の処理中に、アプリケーションエラーが発生 することがある。 ・[1次探索]ダイアログで、[画像を分割してメモリに読み込む]をオンにすると、 [2次探索]で、検出能力が低下することがある。 ・[1次探索]及び[2次探索]ダイアログで、モーションを選択して[印刷]または [コピー]を行うと、探索結果がシフト量で出力される。 ・[2次探索]で一部の天体を検出できず、画像の枚数やモーションによって検出 される天体が異なることがある。 ・[2次探索]ダイアログで、検出した天体がマスク画像の範囲から外れた場合、 検出像(ブリンク画像)の一部が表示されない。 ・[2次探索]の結果を削除すると、[精測]で測定された天体名と[2次探索]ダイア ログの検出天体の番号に不一致が生じる。 ・[軌道決定/同定]ダイアログで、時間経過とモーションが合わない複数夜の観測 が、逆方向に移動する天体として同定されることがある。 ・ピクセル分解能が高い画像で探索を行うと、光度が正常に測定されないことが ある。 ・ピクセル分解能が高い画像で探索を行うと、同一の天体が複数検出されること がある。 ●星図 ・軌道決定を行なわずに星図を表示すると、天体名"-001"が表示されず、最後の 番号を持つ天体が2つ表示される。 ■アンインストール ステラハンターに組み込んだ1.0cアップデータを削除する場合は、ステラハンター をアンインストールした後に、もう一度ステラハンターをインストールしてください。 ■お問い合わせ先 株式会社アストロアーツ ユーザーサポート係 〒151-0063 渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル1F E-Mail:support@astroarts.co.jp FAX:03-5790-0877 ※お問い合わせは電子メールまたはFAXにてお願いします。 以上