月のひつじ

電波望遠鏡

月のひつじ THE DISH(2000)

  • 監督 ロブ・シッチ
  • 出演 サム・ニール

ストーリー

アポロ計画では、常にアポロを追尾する必要があった。そのため地球の自転の関係で、アメリカの望遠鏡とは別に、地理的に地球の裏側にある望遠鏡が必要だった。そこで選ばれたのが、南半球最大の電波望遠鏡=オーストラリアのパークスにある通称ディッシュと呼ばれる望遠鏡だった。この物語は、当時の天文台長クリフを中心に、天文台スタッフとNASAから派遣されたアルとの人間関係や、パークスの街の人々の姿を、実話をもとに描いた作品である

てつべぇコメント

この映画の舞台となった反射望遠鏡ディッシュは、頭のお皿が64mと巨大なわりに首から下が細く小さいのです。劇中に登場する「縁乗り」は、世界中でもこの電波望遠鏡しか出来ないのではないでしょうか。見終わった後、この古めかしいディッシュが愛おしく思えてくる、そんな映画です。制作者のトム・グレイスナーは、この映画をコメディー作品として作ったと言っていますが、わたくしには心温まるヒューマンドラマでございました。みなさんは、どんな感想をお持ちになるでしょう?

企画構成 ☆☆☆★
ストーリー ☆☆☆★
総合評価 ☆☆☆★