4月掲載作品


採点基準イメージ




エイリアン2(1986)

エイリアン2(1986)
エイリアン2(1986)

監督 ジェームズ・キャメロン 
出演 シガニー・ウィーバー/ランス・へリクセン/
    マイケル・ビーン

ストーリー
前作でただ一人生き残ったリプリーが、サルベージ船で救出されるところから物語は始まる。リプリーはコールドスリープで眠ったまま、57年が過ぎていた

てつべぇコメント
リドリー・スコットの「エイリアン」がSFホラーの傑作なら、キャメロンの「エイリアン2」はSFアクションとして傑作です。同じエイリアンと言う素材を使いながら、監督が変わるとこうも作品が変わる、という好例でしょう。
この作品で特筆すべきは、エイリアンの生態系が明らかにされた事でしょう。蟻の様に1匹の女王(クイーン)が卵を生み、繁殖する。その生態は、禍々しく無気味に描かれています。前作でエイリアンのデザインをしたギーガーは不参加。エイリアンクイーンなどのデザインは、キャメロン自身が手掛けています。クイーンを初め、着陸船、パワーローダー、銃や小道具までキャメロンがデザインするという凝り様です。
また、惑星の建物等のデザインにシド・ミードが参加して、リアリティーを盛り上げるのに一役買っております。前作のクライマックスとなる、時限爆破装置作動下における脱出や、脱出後船内に侵入したエイリアンとの対決など、サスペンス的なシチュエーションはそのままに、見事なリメイクを見せてくれます。
CG全盛になる前の、SFX円熟期に作られた傑作。わたくしが、自信を持ってお薦めする1本でございます。
ぜひぜひ、御覧になって下さい。この映画は面白い!
 
総合評価 ☆☆☆☆☆
企画構成 ☆☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆☆☆
特撮 ☆☆☆☆☆

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