AstroArts Topics

彗星

ジャコビニ・チンナー彗星に含まれる複雑な有機物の証拠を発見

2019/11/26
すばる望遠鏡の観測によって、10月りゅう座流星群の母天体としても知られるジャコビニ・チンナー彗星に大量の有機物が含まれていることが明らかになった。この彗星が、周惑星円盤のような特殊な環境で形成された可能性を示唆する結果となる。

観測史上2例目の恒星間天体、新発見のボリソフ彗星

2019/09/20
今年8月に新発見されたボリソフ彗星(C/2019 Q4)は、その軌道から恒星間天体らしいとみられている。2017年に発見されたオウムアムアに続く、史上2例目の恒星間天体だ。12月ごろには15等級になる見込みである。

3月16日に東京で「天体発見賞・天文功労賞受賞者を囲む会」

2019/03/04
新天体の発見や観測などに貢献した天文家や研究者らに贈られる、日本天文学会各賞の2018年度受賞者が発表された。法政大学(小金井市)で開催される日本天文学会春季年会にあわせて、3月16日に受賞者の方々を囲む会が行われる。

2019年2月 岩本彗星が6~7等

2019/01/28
2019年2月ごろまで、岩本彗星(C/2018 Y1)が比較的明るく見えると予想されている。おとめ座、しし座、かに座、ふたご座と黄道星座を通り過ぎていきながら、レグルスやカストルと接近する。

2019年1月 ウィルタネン彗星が6等前後

2018/12/25
2019年1月前半ごろまで、ウィルタネン彗星(46P)が比較的明るく見えると予想されている。おおぐま座付近にあり、一晩中見ることができる。

三鷹の地で天体捜索を語る「第2回新天体捜索者会議」レポート

2018/12/20
第2回新天体捜索者会議が国立天文台三鷹キャンパスで開催された。新天体捜索者や研究者など92名の参加があり、盛会となった。

2018年12月 マックホルツ・藤川・岩本彗星が8等前後

2018/12/03
11月上旬に発見されたマックホルツ・藤川・岩本彗星(C/2018 V1)が、12月中は夕方の西の空に見える。明るさは8等前後の見込みだ。

2018年12月 ウィルタネン彗星が4等台

2018/11/26
11月ごろから来年1月中旬ごろまで、ウィルタネン彗星(46P)が比較的明るくなると予想されている。12月中は、くじら座からおうし座、ぎょしゃ座のあたりで4等台の見込みだ。

2018年11月 ウィルタネン彗星が6等前後

2018/11/21
11月ごろから来年1月中旬ごろまで、ウィルタネン彗星(46P)が比較的明るくなると予想されている。11月中は、ろ座からくじら座のあたりで6等前後の見込みだ。

太陽風は彗星の「塵の尾」にも影響を及ぼす

2018/11/12
2007年1月に地球に接近し、南半球から昼間でも見える大彗星となった「マクノート彗星」。当時の観測結果から、扇のように広がった塵の尾に、太陽風が影響を与えていたことがわかった。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

2018年11月 マックホルツ・藤川・岩本彗星が7等台

2018/11/12
11月上旬に発見されたばかりのマックホルツ・藤川・岩本彗星(C/2018 V1)が、11月下旬ごろまで明け方の東の空に見えている。明るさは8~7等の見込みだ。

2018年9月 ジャコビニ・チンナー彗星が7等前後

2018/08/27
8月下旬から9月下旬ごろまで、ジャコビニ・チンナー彗星(21P)が7等前後まで明るくなると予想されている。冬の星座の天の川を南下し多数の星雲・星団とランデブーするので楽しみだ。

2018年8月上旬 パンスターズ彗星が6等前後

2018/07/27
8月上旬にパンスターズ彗星(C/2017 S3)が6等前後まで明るくなる可能性があると予想されている。明け方の北東の低空で見づらいがチェックしておきたい。

やっぱり彗星?予想外の加速を受けるオウムアムア

2018/07/02
太陽から遠ざかりつつある恒星間天体のオウムアムアが、予測よりもわずかに大きい速度を持っていることがわかった。オウムアムアの正体は小惑星ではなく彗星の可能性が高い。

冥王星は10億個もの彗星衝突でできたのかもしれない

2018/05/31
探査機「ニューホライズンズ」による冥王星の観測データと「ロゼッタ」で得られた彗星の化学組成のデータから、冥王星はたくさんの彗星が集積して形成されたという新しいモデルが提唱された。

彗星にはなぜ重い窒素が多いのか

2018/05/08
太陽系全体の「窒素15」と「窒素14」の存在比と、隕石や彗星といった太陽系始原物質などに含まれる窒素同位体の存在比は異なっている。この存在比異常を引き起こすメカニズムが数値計算から明らかにされた。

3月15日に千葉で「天体発見賞・天文功労賞受賞者を囲む会」 申込締切迫る!

2018/03/07
新天体の発見や観測などに貢献した天文家や研究者らに贈られる、日本天文学会各賞の2017年度受賞者が発表された。3月15日に千葉市で開催される日本天文学会春季年会にあわせて、受賞者の方々らを囲む会が行われる。

観測史上初の恒星間天体か、小天体A/2017 U1

2017/10/30
最近発見された小天体「A/2017 U1」は、その軌道や運動から太陽系外に起源を持つと考えられており、観測史上初の恒星間天体かもしれないという。

連星の核を持つ彗星288P

2017/09/27
ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、小惑星帯に位置する彗星288Pには核が2つあることがわかった。小惑星帯にある彗星で、連星として観測された初めての天体である。

2017年6月 ジョンソン彗星が7等前後

2017/05/26
4月下旬から7月下旬ごろまで、ジョンソン彗星(C/2015 V2)が7等前後まで明るくなると予想されている。6月は宵から未明ごろまで条件良く観察できる。