AstroArts Topics

冥王星

氷天体の環境を左右するガスハイドレートの形成

2020/12/28
低温の水が通常の氷ではなくガスハイドレートという結晶状態になる条件が理論的に解明された。土星の衛星タイタンや冥王星の環境を考察する上で役立ちそうだ。

冥王星の大気崩壊が急速に進行

2020/06/18
2019年7月に起こった冥王星による恒星の掩蔽を観測したデータの解析から、掩蔽観測時の冥王星の大気圧が2016年と比べて約20%低下したことが明らかになった。

冥王星の14の地名を新たに承認、ローウェル領域、ライト山など

2019/08/15
国際天文学連合が新たに承認した、冥王星の地形14か所の公式名称が発表された。

太陽系外縁天体の衛星は巨大天体衝突で形成された可能性

2019/07/02
冥王星など太陽系外縁天体の大きな衛星は、巨大天体衝突によって太陽系初期に形成された可能性が高いことが、数値シミュレーションによる研究で示された。

冥王星の内部海の鍵はメタンハイドレート

2019/05/28
冥王星の内部海が凍結しない理由として、地下にメタンハイドレートが存在していれば説明可能であることが数値シミュレーションで示された。巨大な盆地や窒素の大気の存在も説明できるという。

冥王星は10億個もの彗星衝突でできたのかもしれない

2018/05/31
探査機「ニューホライズンズ」による冥王星の観測データと「ロゼッタ」で得られた彗星の化学組成のデータから、冥王星はたくさんの彗星が集積して形成されたという新しいモデルが提唱された。

「キューブリック山」など、冥王星の衛星カロンの地名を正式承認

2018/04/13
冥王星の衛星カロンで発見された山や谷などの地名が正式に承認された。実在や架空の探検家やSF作家などにちなんだ名前が付けられている。

冥王星の地形に初の公式名称、「ハヤブサ大陸」など

2017/09/14
国際天文学連合が冥王星表面の14の地形について公式名称を承認し、小惑星探査機「はやぶさ」に因んだ「ハヤブサ大陸」などが採用された。

探査機「ニューホライズンズ」、次の目標までの旅は残り半分

2017/04/06
探査機「ニューホライズンズ」が3日、冥王星から次の探査目標である太陽系外縁天体「2014 MU69」までの旅程の中間点を通過した。到着予定は2019年1月1日の予定だ。

冥王星と衛星の地名のテーマが公式決定

2017/02/28
国際天文学連合は、冥王星やその衛星の地形の名称について公式にテーマを決定した。冥界の神や冥王星研究に尽力した人物、探査機などが選ばれており、今後はテーマに沿った名称が提案、承認されていくことになる。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

クジラ模様が示す、冥王星‐カロン系でのジャイアント・インパクト

2017/02/02
冥王星の赤道域に広がる褐色のクジラ模様「クトゥルフ領域」は、巨大天体衝突「ジャイアント・インパクト」の結果生じたものであることが、地上での化学物質変化の実験などから確かめられた。この衝突で衛星カロンも誕生したと考えられ、冥王星‐カロン系でジャイアント・インパクトが起こったことを強く示唆する結果だ。

冥王星にも存在、氷の剣「ペニテンテ」

2017/01/10
これまで地球にしか見られないと考えられてきた氷や雪の地形「ペニテンテ」が、冥王星にも存在する証拠が、気象モデルや数値シミュレーションから示された。

冥王星のハート模様の地下に海

2016/11/18
探査機「ニューホライズンズ」の観測データから、冥王星の表面にあるハート模様の地下に、氷の混ざった冷たい水の海が存在する可能性が示された。

冥王星の雲、カロンの地滑り、赤い次の探査天体

2016/10/21
NASAの探査機「ニューホライズンズ」は次の探査天体「2014 MU69」を目指して飛行中だ。昨年取得された冥王星の探査データは間もなく全て送信完了の見込みで、分析中のデータから冥王星に雲らしきものが発見された。

冥王星最接近から1年 研究者が選ぶ「ニューホライズンズ」の10大発見

2016/07/20
探査機「ニューホライズンズ」が冥王星のフライバイ観測を行ってから7月14日で1年を迎えた。現在までのニューホライズンズによる発見トップ10などを挙げながら、2015年7月14日を振り返ってみよう。

1ピクセルあたり80m、史上最高解像度の冥王星画像

2016/05/31
探査機「ニューホライズンズ」がとらえた、これまでで最も詳細な冥王星の画像が公開された。窒素の氷で覆われた平原や不規則な形をした山脈、無数の穴の空いた地形などが見られ、それらの形成プロセスなどを研究するうえで大きな助けとなりそうだ。

冥王星の凍った湖らしき地形

2016/03/30
探査機「ニューホライズンズ」が昨年7月の冥王星フライバイの際にとらえた、凍った湖らしき地形の画像が公開された。

冥王星の大気と広く分布した水の氷

2016/02/03
冥王星の大気を赤外線の波長でとらえた画像と、地表に水の氷が広く存在していることを示す画像が公開された。

フライバイから半年、ニューホライズンズのデータ送信はまだまだ続く

2016/01/18
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星フライバイから半年が経過した。ニューホライズンズはどんどん遠ざかりながら、膨大なデータを現在も少しずつ送信中だ。氷火山とみられる地形「ライト山」の高解像度画像が公開されている。

冥王星に高さ数kmの氷火山らしい2つの山

2015/11/11
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星フライバイから4か月が過ぎた。当時観測されたデータは現在次々に送られてきており、巨大な氷火山と思われる地形が見つかったり、小さい衛星の奇妙な振る舞いが明らかにされたりしている。