2018年12月 ウィルタネン彗星が4等台

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11月ごろから来年1月中旬ごろまで、ウィルタネン彗星(46P)が比較的明るくなると予想されている。12月中は、くじら座からおうし座、ぎょしゃ座のあたりで4等台の見込みだ。

星図

先月に引き続き今月も、ウィルタネン彗星(46P)が比較的明るくなって見えると予想されている。

12月中旬に地球と太陽に接近するため、その前後のころに最も明るくなり、さらに見かけの動きも速くなって星座の中をどんどん動いていく。

まず12月の前半はくじら座とエリダヌス座のあたりを北上し、夕方から深夜まで見ることができる。このころの明るさは4等台の半ばと予想されている。

その後はおうし座を北上していき、夕方から未明ごろまで見えるようになる。このころが明るさのピークで、4等台前半から3等台後半まで明るくなる見込みだ。16日前後にはプレアデス星団と接近するので、月明かりはあるものの、双眼鏡での観望や写真撮影の絶好のチャンスとなるだろう。

12月の後半になると、ぎょしゃ座からやまねこ座へと動いていき一晩中見えるようになる。ゆっくり減光していくが、年末の時点でも5等台の明るさと予想される。とくに23日ごろにはぎょしゃ座のカペラと大接近するので、満月ではあるが楽しみにしたい。さらにその後は来年1月前半ごろまで肉眼等級をキープすると予想される。長期にわたって、明るさや尾の変化を追いかけてみよう。

ウィルタネン彗星は1948年1月にウィルタネンが発見した、公転周期約5.4年の周期彗星。彗星探査機「ロゼッタ」が、当初目標とした彗星だった。

12月の見え方
12月の見え方(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。画像クリックで表示拡大

赤道座標の星図
赤道座標の星図。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。画像クリックで高解像度の星図を表示

※予想等級は12月10日時点のものです。COBSの観測データや吉田誠一さんのウェブページの情報などに基づいて計算しており、随時修正する可能性があります。

※2019年1月の見え方はこちら

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