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2017年 6月

梅雨の季節となり、今月は晴れた星空を見られる日が少なくなりそうだ。この時期に見ごろとなる星座や天体の観察には、貴重な機会を逃さないようにしよう。スッキリと晴れていなくても、雲間に見える星や月を探すのも面白い。

とくに見ものなのは縞模様やガリレオ衛星が楽しみな木星と、ここ数年のうちで環が一番広く見える土星だ。とくに木星は宵のころに高く上っているので見やすい。天体観望会に参加して、大きい天体望遠鏡でじっくり眺めてみよう。土星は深夜に最も高くなるため観望会で見るのは難しいかもしれないが、9〜10日に満月と並ぶ光景は肉眼でも楽しめる。

明け方の東の空には明けの明星の金星が輝いている。見晴らしが良ければ2時半から3時ごろには見え、この季節の夜の短さを実感できるだろう。夏至である21日の明け方に細い月と共演する

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今月の星空 6月

全天星図

図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。

今月の惑星 6月

水星

上旬 中旬 下旬
* * *
等級 -0.6 -1.5 -1.8
視直径 5.9″ 5.2″ 5.1″
星座 おうし おうし ふたご
現象
  • 21日 外合
  • 29日 火星の北を通る

金星

上旬 中旬 下旬
* * *
等級 -4.3 -4.2 -4.2
視直径 23.4″ 21.0″ 19.1″
星座 うお おひつじ おひつじ
現象

火星

上旬 下旬
* *
等級 1.7 1.7
視直径 3.7″ 3.6″
星座 おうし ふたご
現象
  • 29日 水星が北を通る

木星

上旬 下旬
* *
等級 -2.2 -2.1
視直径 40.2″ 38.0″
星座 おとめ おとめ
現象
  • 10日 留

土星

上旬 下旬
* *
等級 0.0 0.0
視直径 18.3″ 18.3″
星座 へびつかい へびつかい
現象

天王星・海王星

天王星(中旬)海王星(中旬)
* *
等級 5.9 7.9
視直径 3.4″ 2.3″
星座 うお みずがめ
現象