AstroArts Topics

火星

火星内部の環境を地球で再現、組成を決める鍵となるか

2020/05/20
火星の核における高温高圧状態を再現した実験により、火星核と似た環境を伝わる地震波の速度が精密に測定された。この結果を探査機「インサイト」が直接調べている「火震」と比較することで、核の組成を特定したり火星の起源を探ったりできるかもしれない。

隕石が物語る40億年前の火星環境は地球と似ていた

2020/05/12
40億年前の火星に起源を持つ隕石から、有機窒素化合物が検出された。現在の火星は乾いた苛酷な環境で、こうした化合物はすぐに破壊されてしまう。太古の火星は、水や多様な有機物に富む、初期の地球のような惑星だったのかもしれない。

2020年4月上旬 火星と土星が大接近

2020/03/27
3月下旬から4月上旬ごろ、未明から明け方の南東の低空で、火星と土星が大接近する。最接近は4月1日ごろ。

2020年3月下旬 火星と木星が大接近

2020/03/17
3月中旬から下旬ごろ、未明から明け方の南東の低空で、火星と木星が大接近する。最接近は3月21日ごろ。

地震や磁場など、火星探査機インサイトの初期成果を発表

2020/03/03
2018年11月に火星に着陸した探査機「インサイト」の、これまでの探査による初期成果が発表された。

2020年2月中旬 火星と干潟星雲、三裂星雲が大接近

2020/02/14
2月中旬から下旬、未明から明け方の南東の低空で、火星がいて座の干潟星雲と三裂星雲に大接近する。2月18日ごろに両星雲の間を通過する。

2020年2月19日 月と火星が接近

2020/02/12
2月19日の未明から明け方、南東の低空でやや細い月と火星が接近する。

火星の核は地球より小さめ

2020/01/28
隕石や探査機のデータに基づいた火星の新たな内部構造モデルが計算された。火星の核は地球の核に比べて、惑星全体の質量に対する割合が小さいようだ。

シミュレーションで推算、フォボスに積もる火星表層物質の量

2020/01/17
火星への小天体衝突で衛星「フォボス」に物質が運ばれる現象のシミュレーション研究から、フォボスには従来の見積もりの10倍以上の火星表層物質が混ざっていることが示された。

2020年1月21日 細い月と火星が大接近

2020/01/14
1月21日の未明から明け方、南東の低空で細い月と火星が大接近する。アンタレスも近い。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

2020年1月中旬 火星とアンタレスが接近

2020/01/14
1月中旬ごろ、未明から明け方の南東の低空で、火星とアンタレスが接近する。最接近は1月18日ごろ。

2019年12月23日 細い月と火星が接近

2019/12/16
12月23日の未明から明け方、東南東から南東の低空で細い月と火星が接近する。

2019年11月中旬 火星とスピカが接近

2019/11/05
11月中旬ごろ、明け方の東南東の低空で火星とおとめ座のスピカが接近して見える。最接近は11日ごろ。

太古の火星の水質を再現、生命に適していたことが判明

2019/10/30
探査車キュリオシティが取得したデータから火星のゲールクレーターにかつて存在した湖の水質が復元され、その塩分やpHが生命の誕生と生存に適したものであったことが明らかにされた。

キュリオシティが火星で過去最高濃度のメタンを検出

2019/07/01
火星探査ローバー「キュリオシティ」によって、これまでで最も高い濃度のメタンが火星大気から検出された。しかし数日後には平常時のレベルにまで下がったという。

2019年7月4日 細い月と火星が大接近、水星も接近

2019/06/27
7月4日の夕方、西北西の低空で月齢2の細い月と火星が大接近して見える。近くには水星もあり、双眼鏡の視野内に3天体が見える。

2019年6月中旬 水星と火星が大接近

2019/06/14
6月中旬ごろ、夕方の西北西の低空で水星と火星が大接近して見える。最接近は18日ごろ。

火星の北極の地下に大量の氷を発見

2019/05/29
火星の北極の地下に氷の層が存在することが発見された。太古の極冠の名残と考えられ、火星で最大級の水源の一つかもしれない。

2019年6月5日 細い月と火星が接近

2019/05/29
6月5日の夕方から宵、西北西の低空で月齢2の細い月と火星が接近して見える。

インサイトが「火震」らしい信号を初検出

2019/05/07
NASAの火星探査機「インサイト」が火星の地震と思われる震動を初めて観測した。