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最新の宇宙の姿を手にしよう!

「LSS(Large Scale Structure)扇子」

2009年1月9日

秋雨の季節も終わり、星見には絶好の季節になってきました。これからの季節は、防寒に注意しながら星空を楽しみましょう。今回は宇宙の大規模構造を模したユニークな扇子を紹介。最新のシミュレーションデータをもとに作られた扇子を煽げば、大宇宙の風を感じられます。

店員:秋分の日も過ぎて夜が長くなってきましたね。それに天気も安定してきて天体観察には絶好の季節になってきました。

店長:その通り。この季節になると、月明かりのない新月前後の日に、空の暗い場所に出かけて天体写真を撮影する人が多くなるな。

店員:さて、今回は何を紹介しましょう?

店長:この扇子じゃ!

店員:えっ、扇子。夏の星イベントで貰ったものではないでしょうね?

店長:失礼な、それはうちわじゃ。この扇子の紋所ならぬ、模様が目に入らぬか?

店員:はぁ、黒地に網目……。あっ、これはもしや「宇宙の大規模構造」では?

店長:頭が高い!と、言いたいところだが、その通り。この扇子は天文学とプラネタリウム(略称“天プラ”)が企画、宇宙ゲノムプロジェクト「SDSS(スローン・デジタル・スカイ・サーベイ)」のシミュレーションデータから製品化したものだよ。

店員:天プラといえば、話題になった天文グッズ「Astronomical Toilet Paper(ATP)」を企画・製作したところですね。

店長:この扇子もトイレットペーパーと同じく話題になりそうじゃ。それにしても扇子に描かれている1点が、1000億個の恒星が集まった銀河を表しているとは、なんともスケールの大きな話だよなぁ……。

店員:そうですね。店長は横方向のスケールが大きくなってきましたがねぇ(笑)。

星ナビ2008年11月号の記事より抜粋、一部編集しました)

LSS全体像

「LSS(Large Scale Structure)扇子」

天文学とプラネタリウム 製

「LSS扇子」を企画、製作した天文学とプラネタリウムは、高梨直紘氏と平松正顕氏の2人が天文学の普及を目指して、立ち上げたプロジェクト。本誌の連載でもお馴染みだ。大人気の天文トイレットペーパー「Astronomical Toilet Paper」もこのプロジェクトによるもの。今後、どのようなアイディアが製品化されるのか楽しみだ。

「LSS扇子」では、宇宙の大規模構造の様子を、最先端の理論と手法でシミュレーションした結果を表現している。人類が知りえた最新の宇宙の姿がここにある。

扇子を拡大したところ

ひとつひとつの点が無数の星が集まった銀河を表わしている。よく見ると、その銀河が密集している場所とそうでない場所があることがわかる。脳のニューロンネットワークのように見える網目模様は、ダークマターと呼ばれる正体不明の物質が深く関係していると考えられている。

Mitaka Plusで描いた宇宙の大規模構造

LSS扇子はシミュレーションデータを使って製作。SDSSの銀河マップからインスピレーションを得たそうだ。画像は、リアルタイム3DスペースエンジンMitaka Plusで描いた宇宙の大規模構造。Mitaka Plusは国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトのMitakaをベースに開発されたソフトウェアだ。
(C)ARC and SDSS

店長 イラスト