後藤さんがとかげ座の銀河に超新星2013dyを独立発見

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【2013年7月18日 CBET 3588】

広島県の後藤邦昭さんが7月11日、とかげ座の銀河NGC 7250に超新星2013dyを独立発見した。


広島県三次市の後藤邦昭(ごとうくにあき)さんが7月11.735日(世界時)、とかげ座方向の銀河NGC 7250に新天体を発見した。

この新天体は米カリフォルニア州リック天文台による超新星捜索(LOSS/KAIT)で10日に17.0等で発見されていた超新星2013dyで、後藤さんの発見も独立発見として認められた。超新星の位置は以下のとおり。

  赤経  22時18分17.60秒
  赤緯 +40度34分09.6 秒(2000.0年分点)
  NGC 7250周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星

各地で行われた分光観測から、極大およそ1週間前(13日ごろの観測時点で)のIa型超新星とみられる。

後藤さんは2010年3月、ふたご座の銀河に超新星2010bjを発見しており、今回が2個目の超新星発見となった。


超新星2013dyの位置

この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後まず「ツール」メニューから「データ更新」を行い、新天体データを取得してください。

また、オンラインで新しいデータや番組を入手できる「コンテンツ・ライブラリ」(「コンテンツ」メニュー → 「コンテンツ・ライブラリ」)では、星図に一覧表示できる「日本人が発見した超新星」も公開しています。あわせてお楽しみください。

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