デルタ-3型ロケット、8月23日に試験打ち上げへ

【2000年8月18日 BOEING News Release (2000/8/16)

ボーイング社は8月16日、1999年5月の同社製デルタ3型ロケットの打ち上げ失敗に関する調査報告書を公開した。

1999年5月、デルタ-3型ロケットは通信衛星を目標の軌道に投入することに失敗(目標より低い軌道に投入)した。今回公開された報告書によると、ロケットの第2段エンジンの燃焼室に生じたヒビが失敗の原因だったという。

報告書の全文は、リンク先を参照されたい。

大型のデルタ-3型ロケットはボーイング社の新型ロケットだが、1998年8月の初打ち上げと、2回目の1999年5月の打ち上げは失敗に終わっており、まだ一度も打ち上げに成功していない。ボーイング社では、問題の修正は2000年4月に完了しており、打ち上げ再開の準備は整っているとしている。

ボーイング社は8月23日にデルタ-3型ロケットの信頼性確立のための試験打ち上げを予定している。積載物は、1999年5月の打ち上げ時に積載していた衛星を想定した模擬衛星。