星ナビ・ギャラリー

「星ナビギャラリー」では、天体写真やイラストを紹介していきます。星を見に行った時のスナップや観望会のようすなども送ってください。
 星ナビドットコムでは「星ナビ」掲載作品の中から数点をピックアップして掲載します。小さい画像をクリックすると大きな画像になります。大きな画像からこのページ戻るにはブラウザの「戻る」ボタンを使ってください。

2001年4月号からのピックアップ


夕映え/大塚伸弘(埼玉県所沢市)
夕映え/大塚伸弘(埼玉県所沢市)
●寄り道をしていた帰り道
私は眠ってしまっていた
そこで、
大勢の人と、話をしたような気がする
とても長く、楽しく
笑いジワがたえなかった

ふと、気がつくと、もうこんな夕映え
何をあんなに、楽しく話していたのだろう
こんなところで
一人で、だれと−−−−
★星ナビGALLERYイラスト一番乗りの作品です。大塚さんのイラストはスカイウオッチャーGPでの記憶も新しいところですが、水彩で描かれた柔らかいイメージと美しい色彩、単色で表現された地上の風景と少女など、独自の世界を表現しています。時間が止まったかなのような静寂さと眠る少女のおだやかな表情…どこか見るものに心の安らぎを与えてくれるような作品です。
馬頭星雲/戸高清久(大分県大分市)
馬頭星雲/戸高清久(大分県大分市)●焦点距離が長いので構図に苦労します。
■セレストロンC11(口径280mm焦点距離2800mmシュミットカセグレン望遠鏡)による直焦点撮影 ニコンFM2 宇治天体精機スカイマックス?赤道儀+ジャイアントイージーガイダー+オートガイダーST4にて恒星時追尾 2001年1月2日23時05分から180分露光 コダックエクタクロームE200を+2増感現像 エプソンPM330Cにてプリント 犬飼町三の岳にて
★オリオン座のベルトにあたる三ッ星の左端ζ星のすぐ南にある散光星雲IC434の一角にある暗黒星雲で、チェスの駒「ナイト」のような形状から馬頭星雲と呼ばれています。戸高さんはこの星雲を3m弱という超長焦点で捉えていて迫力がありますね。この星雲を勃起しているσ星に向かって刷毛で刷いたような散光星雲のディテールや暗黒星雲の入り乱れる様は馬の首の造形とあいまってとても神秘的です。
銀河/山岡千広(兵庫県加古川市)
銀河/山岡千広(兵庫県加古川市)●新しいプロビアを使ってみました。前シリーズはシアン系の発色でしたが、すこし改善されたのでは?
■SMCタクマー35mmF4.5魚眼レンズを開放絞り ペンタックス67 ケンコースカイメモNS赤道儀にて恒星時追尾 2000年11月23日00時15分から30分露光 フジクロームプロビア400F 兵庫県千草高原にて
★先月号と同じ題材の作品ですが、今回は新しいフィルムを使っています。秋から冬の天の川が淡い部分までコントラストよく表現されていて驚きです。これはフィルムの違いというよりも撮影当日の透明度など、コンディションの良さかもしれませんね。新しいプロビアFは天体写真に人気のコダックE100、200と比べるとH?領域の発色など派手さはありませんが、豊かな階調や、自然な発色は好感が持てます。
月食と原爆ドーム/田仲良行(広島県広島市)
月食と原爆ドーム/田仲良行(広島県広島市) ●「見えた!」と喜んでもすぐに雲に隠されてしまい皆既中はまれに雲の隙間から赤い月が見え隠れする状態でした。
■キヤノンEF50〜200mmF3.5〜4.5Lズームレンズを80mmF5.6で使用 キヤノンEOS5 固定撮影 2001年1月10日05時19分から10秒露光 フジカラースペリア800 平和公園にて
にて
★1月10日早朝の皆既月食は、月食の最中に日本列島を低気圧が通過する気圧配置となったため、悪天候に阻まれた地域が多く残念でした。しかし、九州をはじめ中国・四国から関東地方の北部にかけて部分的に雲に切れ間が生じ、月食を見ることができた地域もあったようです。星ナビGALLERYにもこういった地域の読者の方から多数の作品の応募がありました。そのなかから選りすぐって紹介します。今回残念ながら皆既月食を見逃してしまった人もそうでない人も次回の月食への想いを募らせつつ鑑賞してください。次回日本全国で見られる皆既月食は2007年8月28日となります。
大火球/山野井 理(栃木県鹿沼市)
大火球/山野井 理(栃木県鹿沼市)●12月27日福島県奥只見付近に落下の可能性のある火球だそうです。流星出現時刻18h41m10s、-10等。絞り16で写るとはすごい。
■シグマ28〜105mmF2.8ズームレンズを28mmF16で使用 ニコンF4 固定撮影 2000年12月27日17時48分から450分露光 コダックハイカラー100
★星景写真を撮影中に幸運にも偶然飛び込んだ大火球です。F16まで絞ってISO感度100のフィルムでこの写りですから、大火球ぶりが伺われますね。

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