10月掲載作品11月号掲載作品


採点基準イメージ




フロム・ジ・アース


(12枚のミッションワッペン)
フロム・ジ・アース/人類、月に立つ(1998)

1、JFKの決断/監督 トム・ハンクス 脚本 スティーヴン・カッツ
  アメリカは何故月を目指したのか、宇宙開発競争の裏側

評 価 ☆☆☆☆

2、最初の悲劇/監督 デイビット・フランケル 脚本 グレアム・ヨスト
  アポロ1号の火災事故発生、アポロ計画の是非

評 価 ☆☆☆☆

3、有人宇宙飛行/監督 リリ・フィニ・ザナック 脚本 レミ・オーブション
  1号火災事故後の、初めての7号による有人飛行

評 価 ☆☆☆

4、初めての地球/監督 デイビット・フランケル 脚本 アル・ライナート
  激動の1968年と、月周回軌道に到達した8号

評 価 ☆☆☆

5、月周回軌道到達/監督 グレアム・ヨスト 脚本 アンディ・ウォルク
  人類史上初の月着陸船、設計開発の生みの苦しみ

評 価 ☆☆☆☆☆

6、静かの海/監督 フランク・マーシャル 
  脚本 アル・ライナート/トム・ハンクス/グレアム・ヨスト
  人類、月に立つ、その背景にあった人間ドラマ

評 価 ☆☆☆☆

7、それがすべて/監督 ジョン・タートルトープ 
  脚本 ポール・マッカディン/エリック・ボーク/トム・ハンクス
  12号の軌跡を、4番目に月に降り立ったビーンが語る

評 価 ☆☆☆

8、輝かしき失敗/監督 デイビット・フランケル
  脚本 ピーター・オスターランド/エイミ−・ブルック・ベイカー
  13号、地球への生還の記録をキャスターの視線でつづる

評 価 ☆☆☆☆

9、47歳の宇宙飛行士/監督 ゲイリィ−・フレダ− 脚本 エリック・ボーク
  アメリカ初の宇宙飛行士シェパード、カムバックの記録

評 価

☆☆☆


10、ガリレオは正しかった/監督 ディビット・カーソン
  脚本 ジェフリィ・フィスキン/レミ・オーブション
  地質学者としての宇宙飛行士、アポロ15号

評 価 ☆☆☆☆

11、勇気ある妻たち/監督 サリィ・フィールド
  脚本 カレン・ジャンゼン/トム・ハンクス/エリック・ボーク
  宇宙飛行士の妻たちの姿にスポットをあてて

評 価 ☆☆

12、月世界探検/監督 ジョナサン・モストウ 脚本 トム・ハンクス
  人類史に残された月世界旅行

評 価 ☆☆

てつべぇコメント
どの作品も監督や脚本家が違うので、切り口やこだわりが異なり、それぞれ味わい深いものになってます。中でも1話の、政治を背景とした宇宙開発競争は傑作です。この作品では、フリーダム7の打ち上げから帰還までを、かなり克明に見る事が出来ます。また、どの作品にも共通して言えるのが、実際のフライト時に撮影された実写映像と、CGで制作された映像を、非常にうまく折り込んで見せてくれるという事。絶妙なカットワークのおかげで、リアリティーがあり違和感がありません。打ち上げシーンも同じ手法を使わず、いろいろな演出で見せてます。
個人的に気に入っているのは、5話です。アポロ計画の打ち上げから帰還までのプロセスや、月へのアプローチの様々な案、月着陸船のアイデアが決定するまでの、過程の話が出てまいります。それに月着陸船の開発秘話。受注したグラマン社の設計、開発、建造の苦労話は圧巻です。設計、制作に携わった人達の着陸船に対する愛情には、共感と感動でジーンと来てしまいました。
それと10話。月の科学調査をおまけとしか思っていなかった飛行士達が、地質学者の情熱あふれるフィールドワークを通して、地質学の面白さを知り、月の起源の手がかりとなる貴重な石を発見するのです。
秋の夜なが・・・中秋の名月にアポロを想う・・・わたくし、でありました。

 

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