AstroArts Topics

ヘッドライン

観測史上最遠の二重クエーサー、実在を確認

2023/04/12
ふたご座の方向約108億光年先に位置する「SDSS J0749+2255」は、合体した銀河の中で2つの超大質量ブラックホールが近接した「二重クエーサー」であることが確認された。

赤外線天文衛星「あかり」が大気圏再突入

2023/04/12
2011年11月に運用を終了していた赤外線天文衛星「あかり」が、日本時間11日13時44分ごろに北大西洋上空で大気圏に再突入した。

すばる望遠鏡の探査が、宇宙の新しい物理を示唆

2023/04/11
すばる望遠鏡による、宇宙におけるダークマター分布の探査結果がまとめられた。宇宙の構造形成の進行度合いを計算した結果、前提となる宇宙の標準理論にほころびがあることが示唆されている。

【星ナビ取材】eVscopeのユニステラ社CEOが来社

2023/04/10
電視観望望遠鏡「eVscope」を開発した仏・ユニステラ社のCEOがアストロアーツ/星ナビを訪問。eVscopeユーザーによる天文学プロジェクトなどについて話をうかがった。

プラズマの波が宇宙線を効率的に加速する

2023/04/07
磁力線を伝わる2つの波が衝突すると、周囲の粒子が極めて効率的に加速されることを示す研究成果が発表された。このメカニズムによって、マグネターなどの天体で高エネルギー宇宙線が生成されているのかもしれない。

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ12」12.0bアップデータ公開 動作の安定性向上、不具合等に対応

2023/04/07
天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ12」の12.0bアップデータを無償公開しました。

減光を開始したか?変光星おうし座SU

2023/04/07
かんむり座R型変光星のおうし座SUが減光を開始したようだ。本格的減光になれば1日に0.1等くらいのスピードで急激に減光し、5月には約15等まで暗くなるとみられる。

リュウグウでアミノ酸が生成された痕跡

2023/04/06
小惑星リュウグウから得られた2つの粒子を比べた結果、液体の水が存在する環境でアミノ酸を合成する反応が、かつて小惑星で起こっていた証拠が見つかった。

数千年に一度、史上最強のガンマ線バースト

2023/04/05
昨年10月に検出され、異例の明るさとなったガンマ線バースト「GRB 221009A」は、数千年に一度しか起こらない規模の現象だったことがわかった。X線残光も桁外れの強さだ。

2023年4月12日 水星が東方最大離角

2023/04/05
2023年4月12日、夕方から宵の西北西の低空に見えている水星が太陽から最も離れて東方最大離角となる。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

「ケプラー」発見の天体で最も近い地球型惑星

2023/04/04
系外惑星探査衛星「ケプラー」のデータから、71光年離れた赤色矮星を約4日で公転する地球型惑星「K2-415 b」が見つかった。 ケプラーで発見された惑星の中では私たちから最も近い距離にある。

2023年4月中旬 金星とプレアデス星団が接近

2023/04/04
2023年4月上旬から中旬ごろ、夕方から宵の西の低空で、金星とプレアデス星団が接近する。最接近は4月11日ごろ。

木星と土星の共鳴が鍵、地球型惑星と小惑星帯形成の統一シナリオ

2023/04/03
かつて木星と土星の公転周期が2:1の平均運動共鳴に近い配置だったと仮定することで、地球型惑星と小惑星帯の形成を初めて同時に説明できる新しいシナリオが、数値シミュレーションで見つかった。

星ナビ5月号は「君ソム星地巡礼・能登の旅」と「ステラナビゲータ12新発売」

2023/04/03
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2023年5月号は4月5日(水)発売です。物語の舞台で星景写真を撮る「星地巡礼 能登の旅」は4月開始アニメ『君は放課後インソムニア』と一緒に読みたい特集。新発売「ステラナビゲータ12」の新機能の紹介も。

公式ブログ:金星食ライブ配信!予期せぬトラブルで遠征不可能に…本番までの舞台裏を大公開!

連載・読み物
2023/04/03
2023年3月24日、金星食ライブ配信を企画するも悪天候や予期せぬトラブルでてんやわんやの企画作り。しかし、曇っても楽しいのがアストロアーツのライブ配信。今回はその舞台裏を中心にライブ配信の企画から遠征道中、本番までの顛末をお届けします。

5月に極大を迎える変光星、しし座Rを見よう

2023/04/03
ミラ型の脈動変光星、しし座Rが5月の極大に向かって増光中だ。しし座が宵空に高くなり観測しやすいこの時期に、ぜひ観測してみよう。

宇宙で最初の星はひとつではなかった

2023/03/30
宇宙初期から輝いている年老いた恒星の元素を機械学習で分析した結果、複数の超新星に影響されていることがわかった。これらの恒星より前に存在した「初代星」は、複数が同時に誕生したことが示唆される。

国際隕石学会、120年前に落下した「越谷隕石」を登録

2023/03/30
1902年に埼玉県に落下した隕石が小惑星に由来するL4普通コンドライトと分析され、「越谷隕石(Koshigaya)」として登録された。国内54個目の登録となる。

小惑星リュウグウに核酸塩基とビタミンが存在、過去には水による変性も

2023/03/29
小惑星探査機「はやぶさ2」が回収したリュウグウの試料から、核酸塩基の一種ウラシルやビタミンB3が検出された。また、小惑星の形成過程で活発な地質活動と衝突の繰り返しがあったこともわかった。

小惑星表面の粒子は予想外にくっつきにくい

2023/03/29
隕石物質の破片を使った実験から、小惑星粒子の付着力は従来の想定よりもずっと弱いらしいことがわかった。小惑星の表面物質が移動しているという探査結果とも合う成果だ。