AstroArts Topics

小惑星

リュウグウの炭酸塩は太陽系誕生の180万年後にできた

2023/01/25
小惑星リュウグウの試料の分析から、リュウグウの母天体は太陽系誕生のわずか約180万年後までには形成されていたという結果が発表された。

小惑星リュウグウは彗星と同郷か

2022/12/26
小惑星リュウグウの試料から見つかった始原的な鉱物を分析した結果、ビルト彗星(81P)と似た傾向を示した。リュウグウの母天体が生まれた場所は太陽から遠く、彗星の故郷に近いかもしれない。

2023年1月3日 パラスがおおいぬ座で衝

2022/12/26
2023年1月3日、小惑星パラスがおおいぬ座で衝(太陽‐地球‐パラスがまっすぐに並ぶ位置関係)となる。

地球質量の5%は太陽系外縁で生まれたリュウグウ的物質

2022/12/19
小惑星リュウグウの銅と亜鉛の同位体組成が、元素構成が特徴的なイブナ型炭素質隕石と一致することがわかった。両者は太陽系外縁部で生まれ、同様の物質は地球の形成にも寄与したと予想される。

小惑星の雪崩がコマの形を作る

2022/11/30
岩塊が寄せ集まってできた小惑星は、自転が速くなると全球で雪崩のように表面が崩れ、赤道が膨らんだコマ型になり、さらに衛星も形成しうることが、数値シミュレーションで判明した。

新鮮な小惑星表面、10年間で日焼けせず

2022/11/07
小惑星シャイラは2010年に小天体との衝突で表層が一新されたが、新しくなった色は10年後に観測しても変わっていなかった。新鮮な物質に対する宇宙風化の作用は、短期間では小さいようだ。

小惑星ディディモスによる恒星食の観測成功

2022/10/28
9月27日、NASAの探査機「ダート」を小惑星ディディモスの衛星ディモルフォスに衝突させる実験が行われた。その小惑星ディディモスが恒星を隠す掩蔽(恒星食)の観測に、日本の観測チームが成功した。

地球防衛実験探査機ダート、衝突による小惑星の軌道変化に成功

2022/10/14
NASAの惑星防衛実験探査機「ダート」の衝突で小惑星ディモルフォスの軌道が変化したことが確認され、地球を天体衝突から守る技術の初実証実験は成功した。

2022年10月上旬 パラスとシリウスが大接近

2022/09/30
10月上旬から中旬ごろ、未明から明け方に小惑星パラスとシリウスが大接近する。最接近は10月10日ごろ。

地球防衛の実験機ダート、小惑星への衝突に成功

2022/09/27
惑星防衛実験探査機「ダート」が、天体の軌道を変化させる目的で小惑星ディモルフォスに衝突した。衝突結果は分析中で、将来地球に向かってくる天体を逸らす技術の確立に使われる。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

2022年9月7日 ジュノーがみずがめ座で衝

2022/08/31
9月7日、小惑星ジュノーがみずがめ座で衝(太陽‐地球‐ジュノーがまっすぐに並ぶ位置関係)となる。

恒星食観測でプロとアマの連携を確立、吉田二美さんにホーマー・ダボール賞

2022/08/19
小惑星ファエトンによる恒星食の観測と、プロ・アマ共同体制確立の貢献によって、DESTINY+プロジェクトの吉田二美さんがホーマー・ダボール賞を受賞されました。

2022年8月26日 ベスタがみずがめ座で衝

2022/08/19
8月26日、小惑星ベスタがみずがめ座で衝(太陽‐地球‐ベスタがまっすぐに並ぶ位置関係)となる。

小惑星による2.6等星の食、観測成功!

2022/04/18
4月13日、小惑星アフティによるぎょしゃ座θ星マハシム(2.6等)の食が鹿児島県で観測された。この小惑星による恒星食は日没後わずか23分という厳しい条件で、さらに当日の天候は不良だったが、雲間をついての奇跡的な観測成功となった。

2022年4月13日 小惑星アフティによるぎょしゃ座θ星マハシムの食

2022/04/06
4月13日の夕方、小惑星アフティが3等星のぎょしゃ座θ星マハシムを隠す恒星食が起こり、九州の一部で見られる。これほど明るい星が小惑星に隠される現象は珍しく、観測できれば日本では31年ぶりとなる。

小惑星リュウグウがかつて彗星だった可能性を指摘

2022/03/28
探査機「はやぶさ2」が訪れた小惑星リュウグウは、かつて水の氷を主成分とする彗星だったと仮定すれば、現在の特徴を説明できることが理論的研究から判明した。

ぎょしゃ座2.6等星の星食帯予報を改良、九州中部→南部へ

2022/03/17
4月13日の小惑星アフティによるぎょしゃ座θ星の食の改良予報が発表された。星食帯はこれまでの予報より南にかかることになる。

「はやぶさ2」が2026年フライバイの小惑星を地上から観測

2022/02/28
JAXA美星スペースガードセンターで実施された地上観測で、探査機「はやぶさ2」が2026年にフライバイする予定の小惑星2001 CC21の姿がとらえられた。

アンモニア含有鉱物が示す小惑星の大移動

2022/01/31
小惑星のアンモニア含有鉱物の分析から、多くのC型小惑星が土星より外側で生まれ、9億kmに及ぶ移動を経て現在の軌道にやってきたことが示唆された。

衝突により表層が新鮮になった小惑星

2022/01/11
2010年に小天体と衝突した小惑星シャイラの近赤外線スペクトルが変化していたことがわかった。衝突により、風化の影響を受けてない新鮮な物質が現れたのだと考えられる。