AstroArts Topics

太陽系

木星のオーロラがもたらす大きな謎

2017/09/13
NASAの探査機「ジュノー」が、強力なオーロラを引き起こす大量のエネルギーが木星の極域で渦巻いている様子を観測した。

「ひので」、大規模太陽フレアを起こした活動領域を観測

2017/09/12
9月6日から11日にかけて大規模な太陽フレアを起こした活動領域を、太陽観測衛星「ひので」がX線でとらえた動画が公開された。

あと3日、探査機「カッシーニ」との別れ

2017/09/12
土星探査機「カッシーニ」は今週金曜日、9月15日に土星の大気へ突入し、13年にわたるミッションを終了する。

厚い大気に覆われていた40億年前の火星

2017/09/11
火星隕石の化学分析データと理論計算の比較から、40億年前の火星は約0.5気圧以上の厚い大気に覆われていたことが示された。

11年ぶり、最強クラスの太陽フレアが発生

2017/09/07
日本時間9月6日、大規模な太陽フレアが2度にわたり発生した。とくに21時ごろのフレアは11年ぶりとなる最強クラスのフレアで、この現象に伴う太陽風の乱れが8日の夜ごろ地球に到来すると予測されている。

火星の衛星に火星のマントル物質

2017/09/01
火星の衛星「フォボス」と「ダイモス」が火星への巨大天体衝突によって形成されうること、両衛星を構成する物質の約半分が火星由来のマントル物質であることが、コンピューターシミュレーションによって示された。

「あかつき」、金星に赤道ジェットを発見

2017/08/30
探査機「あかつき」の観測データから、2016年7月に金星の高度50km前後の風の流れが赤道付近に軸をもつジェット状になっていたことが明らかにされた。

金星の大気循環再現システムを開発、「あかつき」データの利活用が可能に

2017/08/30
金星の大気の流れをコンピューターシミュレーションする大循環モデルに、観測データを融合させるシステムが世界で初めて開発された。「あかつき」による観測データの利活用で金星の謎の解明が進むと期待される。

幻の「ほうおう座流星群」の構造と母彗星の活動度を解明

2017/08/29
幻の流星群として知られる「ほうおう座流星群」の2014年の観測結果から、流星群のもとになる塵を放出したブランペイン彗星の活動が明らかとなった。彗星や小惑星、流星など太陽系小天体の相互関係や進化を研究する上で重要な手がかりとなる。

月の内部はやはり乾燥している

2017/08/28
表面がさびたように見える月の石に含まれる亜鉛の分析から、月の内部は湿っておらず乾燥しているとする結果が得られた。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

「ひので」が撮影したアメリカ横断皆既日食

2017/08/22
22日のアメリカ横断皆既日食の際に日本の太陽観測衛星「ひので」が撮影した画像が公開された。高度680kmの宇宙空間から、月が太陽面を横切るようすがX線でとらえられている。

「タイタン」に別れを告げる「カッシーニ」

2017/08/17
土星探査機「カッシーニ」は13年間のミッションで、衛星「タイタン」への接近飛行を127回行い、地形を観測したり液体の炭化水素を発見したりしてきた。またタイタンは、カッシーニの軌道変更という点でも重要な役割を果たしてきた。

13の宇宙機でコロナ質量放出を追跡

2017/08/17
2014年10月14日に発生した太陽のコロナ質量放出が、太陽観測衛星や惑星探査機など計13機の宇宙機によって追跡観測され、速度の変化などが調べられた。

「衝撃的」な太陽系の起源

2017/08/14
太陽系の形成が超新星爆発の衝撃波によって引き起こされたとする、長年の理論を支持する研究成果が発表された。

海王星の赤道付近に地球サイズの嵐

2017/08/09
海王星の赤道付近に、地球の4分の3ほどの広がりをもつ巨大な嵐が観測された。

太陽の核は表面より4倍速く回転

2017/08/08
40年間探し続けられてきた太陽の「gモード振動」の存在を示す証拠が見つかり、太陽の核が表面に比べて約4倍も速く回転していることが明らかになった。

40周年を迎える探査機「ボイジャー」

2017/08/07
NASAの探査機「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」は、この8月と9月に打ち上げから40年を迎える。探査は今も続いており、地球から200億kmほど離れたところからデータを送ってきている。

衛星「タイタン」に、生命に関わる2種の分子

2017/08/02
土星の衛星「タイタン」に興味深い2種類の分子が発見された。一つは地球上の原始的な生物を作る基となったもの、もう一つは細胞膜のような微小な球体を自然に作る可能性のあるものだ。

月の内部に水が存在する新たな証拠

2017/08/01
アポロ計画による月のサンプルの分析とインドの探査機「チャンドラヤーン1号」のデータから、月面に広範囲に広がる火山性堆積物の中に初めて水が検出され、月にかなりの量の水が存在する可能性が示された。

残り1か月半、探査機「カッシーニ」のミッション

2017/08/01
土星探査機「カッシーニ」の最終ミッション「グランドフィナーレ」の終了まで残り1か月半となった。カッシーニが土星本体と環との間を飛行して取得したデータから、土星の磁場がほとんど傾いていないことなどが明らかにされている。