AstroArts Topics

太陽系

オシリス・レックス、最後の探査を完了

2021/04/14
NASAの探査機「オシリス・レックス」が、小惑星ベンヌの最後の接近観測を4月7日に実施し、昨年10月にタッチダウンした地点などを撮影した。

地上観測で初めて彗星核の成分分析に成功

2021/04/09
すばる望遠鏡が赤外線観測でパンスターズ彗星(P/2016 BA14)の表層成分を調べることに成功した。彗星の進化、そして小惑星との境界を探る手がかりになりそうだ。

インサイト、大きな火震を再び検出

2021/04/08
火星探査機「インサイト」がケルベロス地溝帯を震源とする大きな地震を2回とらえた。この地域の地震活動が活発だという説を裏付けるものだ。

最初の恒星間彗星は最も始原的な彗星

2021/04/06
彗星として観測史上初めて太陽系外から飛来したボリソフ彗星は2019年12月に太陽へ接近したが、同彗星が恒星に近づいたのはこれが初めてだったようだ。

太陽系最古の火山岩を発見

2021/03/30
アルジェリアで発見された隕石「Erg Chech 002」が、知られている中で太陽系最古の火山岩だと判明した。最新の学説どおり、その成分は玄武岩ではなく安山岩だ。

太陽系でもユニークな気象怪物、木星の成層圏に吹く風

2021/03/25
1994年に木星へ衝突したシューメーカー・レビー彗星がもたらした物質を観測することで、木星大気の中層にあたる成層圏で吹く風の強さが初めて計測された。

火星の水は地殻に閉じ込められている

2021/03/23
太古の火星にあった水の大半は地殻の鉱物に閉じ込められているとする研究が示された。大気から宇宙へと散逸したという定説に見直しを迫る結果だ。

17世紀初頭、太陽活動の周期は16年まで延びていた

2021/03/17
樹木年輪に含まれる炭素14の濃度データから昔の太陽活動を復元した結果、通常11年の基本周期が、17世紀初頭に16年まで延びたことがあったと判明した。

火星の火山から伸びる雲の秘密

2021/03/16
火星のアルシア山山頂付近からは、最長1800kmの雲が伸びることがある。探査機マーズ・エクスプレスの監視カメラにより、その全貌がとらえられた。

彗星は地球型惑星の炭素の供給源かもしれない

2021/03/15
NASAの航空機望遠鏡「SOFIA」による赤外線観測から、2016年初めに地球に接近したカタリナ彗星は炭素が豊富なことがわかった。彗星が地球型惑星の炭素の供給源である可能性を示す結果である。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

イトカワにあった「ひげ状金属鉄」、月の砂からも発見

2021/03/10
小惑星イトカワのサンプルから見つかっている「ひげ状金属鉄」が、アポロ計画で回収された月の砂からも見つかった。太陽風との反応で形成されたとみられる。

「はやぶさ2」C室試料も分析中、カプセルを相模原・科博で展示

2021/03/10
「はやぶさ2」が採取した小惑星リュウグウの新たな試料画像が公開された。また、今月から再突入カプセルが一般公開されることが告知された。

「幻の物質」が明かす太陽系の起源

2021/03/09
短寿命のため現在の太陽系に残っていない放射性核種ニオブ92が太陽系形成時にどれだけ存在していたかが高精度で求められた。これにより太陽系の材料に2種類の超新星が関わっていることも判明した。

太陽風だけで水を生成できることを実証

2021/03/05
月や小惑星の表面に太陽風が当たるだけで水分子が生成されうることが、実験によって示された。月の表層に含まれる水を推計する上で重要な結果だ。

恐竜を絶滅させた小惑星の物質をクレーター内で発見

2021/03/01
6600万年前の生物大量絶滅を引き起こした小惑星に由来するイリジウムが、衝突クレーター内の海底から検出された。クレーター内でイリジウムが見つかったのは初めてだ。

表面からコロナ直下まで、ロケット観測でわかった太陽の磁場

2021/02/26
太陽観測ロケット「CLASP2」と科学衛星「ひので」の観測で、太陽表面からコロナ直下までの広い高度にわたる磁場の構造が世界で初めて明らかになった。

大迫力!パーサビアランスの火星着陸動画

2021/02/25
火星探査車「パーサビアランス」の大気圏突入からタッチダウンまでを撮影していた動画が、火星に吹く風の音などと共に公開された。

NASAの火星探査車「パーサビアランス」着陸成功

2021/02/19
日本時間2月19日午前5時55分、NASAの火星探査車「パーサビアランス」がジェゼロクレーターに無事着陸し、2年におよぶ予定のミッションが始まった。

火星の大気から塩化水素を検出

2021/02/18
欧州とロシアの火星探査ミッション「エクソマーズ」の観測で、火星の大気から初めて塩化水素ガスが検出された。また、火星の水が宇宙空間へ逃げ出す仕組みについて新たな情報が得られた。

史上最遠で見つかった太陽系天体「ファーファーアウト」

2021/02/17
すばる望遠鏡によって、太陽から約200億km離れたところに小天体が発見された。発見時の距離としては観測史上最遠の太陽系天体である。