AstroArts Topics

太陽系

石灰質堆積物が明かす過去の太陽活動

2019/06/27
石灰質の堆積物を分析することによって過去の太陽活動や宇宙線変動の情報を探る、世界で初めての手法が確立された。

「はやぶさ2」第2回着陸を7月11日に決行

2019/06/26
「はやぶさ2」の小惑星リュウグウへの第2回タッチダウンが7月11日に行われることが決まった。場所は人工クレーターの北北西20mの地点だ。

ベスタの分厚い地殻を形成した巨大衝突

2019/06/20
小惑星「ベスタ」を起源とする隕石の年代測定から、ベスタが約45億年前に巨大衝突を経験したことが示され、ベスタの南半球の異常に分厚い地殻がどのように形成されたのかという謎が解明された。

エウロパの表面に食塩があった

2019/06/18
木星の衛星エウロパの表面に見られる黄色い模様は、海水の塩分の主成分で食塩としても利用されている塩化ナトリウムであることが明らかになった。

太陽でも起こるかもしれない「スーパーフレア」

2019/06/14
若い星でしか起こらないと考えられてきた「スーパーフレア」が、太陽でも起こりうることが統計的な研究から示された。通常の数百から数千倍もの大規模爆発がもし太陽で起これば、地球にも大きな影響を及ぼすことは必至だ。

「はやぶさ2」マーカーを次回着陸候補地に精密投下成功

2019/06/13
「はやぶさ2」は第2回着陸の目印となるターゲットマーカーを人工クレーター近くの着陸候補地に投下することに成功した。着陸は6月27日〜7月11日の間に行われる見通しだ。

火星の北極の地下に大量の氷を発見

2019/05/29
火星の北極の地下に氷の層が存在することが発見された。太古の極冠の名残と考えられ、火星で最大級の水源の一つかもしれない。

冥王星の内部海の鍵はメタンハイドレート

2019/05/28
冥王星の内部海が凍結しない理由として、地下にメタンハイドレートが存在していれば説明可能であることが数値シミュレーションで示された。巨大な盆地や窒素の大気の存在も説明できるという。

「はやぶさ2」降下中止も「けがの功名」で画像撮影に成功

2019/05/27
5月16日の「はやぶさ2」降下観測はトラブルで中断されたが、上昇中に次回の着陸候補地すべての高解像度画像が得られていたことがわかった。

「ウルティマ・トゥーレ」は「ウルティマ」と「トゥーレ」が合体してできた

2019/05/24
探査機「ニューホライズンズ」がフライバイ観測を行った太陽系外縁天体「ウルティマ・トゥーレ」について、その形成過程や地質学的特徴、組成などに関わる多くの情報が一連の初期データから明らかになった。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

60年前の扇形オーロラと巨大磁気嵐の関連

2019/05/23
1958年に日本各地で目撃されたオーロラのスケッチや連続写真などの分析から、扇形に広がったオーロラの実態や大規模な磁気嵐との関連性が明らかにされた。

月は現在も冷えて縮み続けている

2019/05/20
アポロ計画で得られた月の地震のデータや「ルナー・リコナサンス・オービター」の画像から、月が現在も収縮を続け、表面で断層活動を引き起こしているという証拠が相次いで見つかった。

リュウグウの西半球の形状は高速回転で作られた

2019/05/16
リュウグウの形状が東西で完全な軸対称ではない理由について、過去にリュウグウが高速回転していたために地滑りや内部構造の変化が起こって西側が形成された可能性が、計算から示された。

月は地球のマグマオーシャンからできた

2019/05/14
月の形成理論の一つ「ジャイアントインパクト説」の数値シミュレーションにより、月が原始地球のマグマオーシャンから作られた可能性が示された。

「はやぶさ2」第2回着陸候補地の調査を開始

2019/05/13
「はやぶさ2」が4月に生成した人工クレーターの周辺で、第2回タッチダウンの候補地点が11か所選定された。6月初旬までに詳しい調査が行われる。

イトカワのサンプル粒子から水を検出

2019/05/13
探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから地球へと持ち帰ったサンプル粒子から、水が検出された。地球の水の半分ほどは同様の小惑星によってもたらされた可能性を示唆する成果だ。

インサイトが「火震」らしい信号を初検出

2019/05/07
NASAの火星探査機「インサイト」が火星の地震と思われる震動を初めて観測した。

「はやぶさ2」人工クレーターを上空から確認

2019/04/26
「はやぶさ2」が今月5日に実施した衝突装置運用により生成されたクレーターが、上空からの撮影画像で確認された。直径約10m以上の範囲で地形の変化が見られるという。

水星の一番内部に存在する大きな固体核

2019/04/24
水星の最も内側に固体の核が存在することが、探査機「メッセンジャー」のデータとモデル計算から示された。直径は2000kmで水星全体の40%にも及ぶとみられている。

小さく深い、タイタンの湖

2019/04/22
探査機カッシーニによる探査データから、土星の衛星タイタンの北半球にある小さな湖の深さが100m以上であることが示された。湖は丘の頂上など高いところに存在している。