AstroArts Topics

太陽系

火星のダストストームを深層学習で自動検出する方法

2022/02/15
過去の気象データを深層学習することで、火星で発生する局所的なダストストームを自動検出する方法が開発された。

液体金属の分離が、火星磁場の運命を決めた

2022/02/09
40億年前の火星には地球のような磁場があったが、今では消失している。その原因は火星コアで液体金属が分離したためだと示唆する実験結果が発表された。

アンモニア含有鉱物が示す小惑星の大移動

2022/01/31
小惑星のアンモニア含有鉱物の分析から、多くのC型小惑星が土星より外側で生まれ、9億kmに及ぶ移動を経て現在の軌道にやってきたことが示唆された。

火星地表の炭素に、生命の痕跡と似たパターン

2022/01/25
NASAの火星探査車キュリオシティがゲールクレーターで採取したサンプルに含まれる炭素の同位体比は、地球では生物の活動後に残る炭素の割合に類似していることがわかった。

リュウグウ試料のカタログを公開

2022/01/17
「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料について、基礎データや画像をまとめたカタログが公開された。研究目的だけでなく一般の人々も利用可能だ。

衝突により表層が新鮮になった小惑星

2022/01/11
2010年に小天体と衝突した小惑星シャイラの近赤外線スペクトルが変化していたことがわかった。衝突により、風化の影響を受けてない新鮮な物質が現れたのだと考えられる。

リュウグウ試料から水・有機物・窒素化合物のスペクトルを検出

2021/12/28
「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの第1段階の分析で、水や有機物、窒素化合物などの特徴が確認された。

1957-8年、太陽活動が観測史上最大級の時期のオーロラ国内観測記録

2021/12/24
太陽活動が観測史上最大級だった1957年と1958年には、国内でもオーロラが見られた。当時の観測記録が再検証され、オーロラの規模が明らかとなった。

地球周辺空間は電波を通じてダイナミックに変動

2021/12/17
様々なエネルギー状態の粒子が層を成している地球周辺の宇宙空間では、電波がエネルギーを運ぶ役割を担っていることが、ジオスペース探査衛星「あらせ」の観測で明らかになった。

宇宙の電磁波が地上に伝わる「通り道」を解明

2021/12/14
地球周辺の宇宙空間で発生して地上へ到達する電磁波の通り道が、地上と宇宙の4拠点からの観測で初めて明らかにされた。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

「はやぶさ2」帰還から1年、試料の分析結果は来春公表予定

2021/12/07
「はやぶさ2」の地球帰還から1年を迎え、リュウグウ試料の分析状況や探査機の現状について報告が行われた。試料の一般公開も始まっている。

小惑星を狙い撃つ探査機「ダート」、打ち上げ成功

2021/12/01
NASAの惑星防衛実験探査機「ダート」が日本時間11月24日に打ち上げられた。約10か月後に小惑星に衝突して軌道を変える計画で、将来の地球への天体衝突に備えるための実験検証を初めて実施する。

地球の大気・海水の量は小惑星の大量衝突で決まった

2021/11/15
地球に存在する炭素や水などの割合がC型小惑星と食い違っているという謎を解くモデルが提唱された。小惑星の大量衝突で大気が失われる効果が鍵になっているようだ。

火星大気中のネオンから惑星の深部を探る

2021/11/08
火星の大気中に存在するネオンの量をもとに、火星内部のネオンの存在量を推定する研究が発表され、火星のマントルには地球のマントルを上回る大量のネオンが含まれていることが示された。

探査機ジュノー、木星の大気を立体的にとらえる

2021/11/05
NASAの木星探査機「ジュノー」の最新の成果が論文として発表され、表面に見える大赤斑や縞模様などの裏で起こっている大規模な大気現象が明らかにされた。

木星トロヤ群小惑星探査機「ルーシー」、打ち上げ成功

2021/10/20
10月16日、NASAの小惑星探査機「ルーシー」が打ち上げられた。2027年以降に木星のトロヤ群小惑星を初めて探査する。

水星探査機「ベピコロンボ」、最初の水星フライバイ

2021/10/05
水星探査機「ベピコロンボ」は10月2日に1回目の水星フライバイを実施し、水星表面から199kmの距離を通過した。

下部マントルと同じ組成の鉱物「ブリッジマナイト」を隕石から発見

2021/10/04
2012年にインドに落下したカトール隕石から、地球の下部マントルと同じ化学組成を持つ超高圧鉱物のブリッジマナイトが発見された。

過去の記録からダルトン極小期の太陽活動が明らかに

2021/09/27
19世紀の太陽活動停滞期「ダルトン極小期」の観測記録が新たに調査された。17~18世紀の「マウンダー極小期」とは太陽活動の様子ががかなり異なっていたようだ。

「富岳」、太陽の自転周期を再現することに成功

2021/09/22
スーパーコンピューター「富岳」を使った数値シミュレーションから、太陽の表面で赤道の方が極地方よりも速く自転している現象が初めて再現された。