AstroArts Topics

恒星・銀河

銀河の形状と分布で検証する初期宇宙のゆらぎ

2023/12/27
100万個の銀河の形状と空間分布の同時解析から、1億光年以上離れた2つの銀河の形状にインフレーション理論が予言する相関が見つかった。宇宙全体の構造形成の種となった「原始ゆらぎ」の性質に制限を与える研究成果だ。

初期宇宙にも存在したクエーサー直前段階の天体「ブルドッグ」

2023/12/22
すばる望遠鏡の観測から、クエーサーの直前段階で塵を吹き飛ばしている天体「ブルドッグ」が見つかった。さらにJWSTの観測で初期宇宙に見つかった極めて赤い天体もブルドッグらしいことがわかった。

初期宇宙の銀河に予想以上に多く窒素が存在

2023/12/18
129億年から134億年前の宇宙に、炭素や酸素に対する窒素の比率が天の川銀河の3倍以上もある銀河が発見された。従来の理論では説明できず、超新星爆発以外の元素供給メカニズムがあるのかもしれないという。

宇宙線電子の高エネルギースペクトルに、ほ座超新星残骸が大きく寄与

2023/12/18
国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の宇宙線電子望遠鏡「CALET」が、7.5TeVに至る宇宙線電子のエネルギースペクトル測定に成功した。高エネルギー領域では電子加速源候補として「ほ座超新星残骸」の寄与が大きい可能性が示唆されている。

遠方宇宙に多数の活動的な大質量ブラックホールが存在

2023/12/12
120~130億年彼方の遠方宇宙に、従来予想の50倍に当たる10個の活動的な大質量ブラックホールが見つかった。誕生から20億年程度の初期宇宙に、すでに多数の大質量ブラックホールが存在していたことを示す成果だ。

天の川銀河中心の100億歳の星は別の銀河からやってきたか

2023/12/08
天の川銀河の中心にある恒星をすばる望遠鏡で観測したところ、この星の年齢が100億歳以上で、別の矮小銀河で誕生したものらしいことが明らかになった。

共鳴し合う6つ子の系外惑星

2023/12/05
約100光年彼方の恒星の周りに、隣り合う惑星の公転周期が簡単な整数比で表される共鳴軌道にある惑星6つが発見された。

X線突発天体監視速報衛星「こよう」、打ち上げ成功

2023/12/04
日本時間12月2日未明、金沢大学が開発したX線突発天体監視速報衛星「こよう」がスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられた。

ガンマ線と可視光線偏光の同時観測で迫る光速ジェット

2023/12/01
ガンマ線バースト「GRB 180720B」のガンマ線と可視光線偏光の同時観測から、衝撃波中の磁場構造などが明らかになった。ガンマ線バーストの光速ジェットの加速の解明につながる重要な成果だ。

テレスコープアレイ実験史上最大の超高エネルギー宇宙線

2023/11/30
2008年から観測を続けているテレスコープアレイ実験史上最大の超高エネルギーをもつ宇宙線が検出された。「アマテラス粒子」と命名されたこの現象の起源はわかっていない。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

アルマ望遠鏡が5ミリ秒角の最高解像度を達成

2023/11/22
アルマ望遠鏡で、最高観測周波数の受信機と最長基線長のアンテナ配列とを組み合わせた試験観測が行われ、5ミリ秒角という最高解像度が達成された。

太陽系が生まれた場所は今より1万光年も銀河の内側

2023/11/21
天の川銀河内の元素組成を再現するようなモデル計算により、46億年前に太陽系が誕生した場所は現在よりも天の川銀河の中心に近く、1万光年ほど内側だった可能性が示された。

酸素は131~133億年前の宇宙で急激に増えた

2023/11/16
宇宙誕生から5~7億年の時代に存在する銀河の中で酸素が急激に増えたことが、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測結果から明らかになった。生命に欠かせない酸素の形成過程に関わる重要な成果だ。

銀河中心のガスは巨大ブラックホールにほぼ飲み込まれない

2023/11/09
アルマ望遠鏡で、銀河中心の巨大ブラックホールに落ち込むガス流が初めて詳しくとらえられた。ガスの大半は実はブラックホールの周囲で噴水のように循環しているという。

バリオンとニュートリノも考慮した過去最大の宇宙論シミュレーション

2023/10/31
ダークマターの重力だけでなく、バリオンやニュートリノの流体計算も含めた過去最大の宇宙論的構造形成シミュレーションが行われた。

AIが高速で描く超新星爆発の広がり

2023/10/26
銀河形成シミュレーションのうち、とくに多くの計算資源が必要でスーパーコンピューターでも直接的計算が困難だった超新星爆発の部分について、深層学習モデルを応用して開発された新モデルによって高速再現が可能になった。

宇宙から降り注ぐ宇宙線「空気シャワー」の可視化に成功

2023/10/19
すばる望遠鏡が撮影した画像の解析で、宇宙から降り注ぐ高エネルギー粒子の「空気シャワー」を高空間分解能で可視化できることが示された。ダークマター探査などにつながる手法になると期待される。

中性子星で起こる、地球の地震とそっくりの余震

2023/10/17
高速電波バーストの統計的研究から、バースト発生源とされる中性子星で地球の地震とそっくりの余震が起こっていることが明らかになった。

天文学者と市民天文学者とのタッグで解明した銀河進化の謎

2023/10/13
すばる望遠鏡が撮影した銀河の画像を用いた市民天文学プロジェクト「GALAXY CRUISE」の成果をもとにした研究から、銀河が衝突・合体する際に銀河の中の様々な活動性が高くなることが明らかになった。

アルマ望遠鏡が惑星形成の「最初の一歩」をとらえた

2023/10/10
若い原始星を取り巻く原始惑星系円盤がアルマ望遠鏡で観測され、円盤に含まれる塵の性質が調べられた。惑星ができる前の円盤で塵の様子がわかったのは世界初だ。