2017年6月 ジョンソン彗星が7等前後

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4月下旬から7月下旬ごろまで、ジョンソン彗星(C/2015 V2)が7等前後まで明るくなると予想されている。6月は宵から未明ごろまで条件良く観察できる。

星図

5月に引き続き6月も、ジョンソン彗星(C/2015 V2)が7等前後まで明るくなって見えると予想されている。6月は、うしかい座からおとめ座へと南下していき、宵から未明ごろまで見える。うしかい座のアルクトゥールスやおとめ座のスピカなどを目印にして探してみよう。木星、土星など見ものの多い宵空だが、忘れずにジョンソン彗星にも双眼鏡や天体望遠鏡を向けてみたい。また、撮影にも挑戦してみよう。7月上旬ごろまでは8等台前半の明るさを保つと予想される。

ジョンソン彗星は2015年11月に発見された彗星。非周期彗星なので、今月中旬に太陽に最接近した後は太陽系の彼方へと去っていく。

赤道座標の星図
赤道座標の星図。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。クリックで星図拡大

※予想等級は5月5日時点のものです。COBSの観測データに基づいて計算しており、今後修正する可能性があります。

※(5月31日注記)赤道座標の図で、青い線は、太陽と反対方向に伸びるイオンテイルの向きを表しています。写真に撮影すると明るい尾が写りますが、これはダストテイルで、イオンテイルと反対、つまり太陽と同じ方向に伸びているように見えます。いわゆる「アンチテイル」と呼ばれるものです。通常はダストテイルもイオンテイルと同様に太陽の反対方向に伸びますが、「最近のダストの放出が少ないため新しい(太陽と反対に伸びる)ダストの尾がない」「以前に放出されたダストの尾だけが、地球との位置関係で見かけ上、太陽の方向に伸びているように見える(アンチテイルとなっている)」と考えられます。

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