リニア彗星が5等台

このエントリーをはてなブックマークに追加
3月下旬から4月上旬にリニア彗星(252P)が明け方の南の空に見える。予想を大きく上回る5等級から6等級まで明るくなる可能性があり、要注目だ。

(4~5月の見え方)

0時前後の空での見え方の星図
0時前後の空での見え方。彗星は模式的に表現している。クリックで拡大

赤道座標の星図
赤道座標の星図。彗星は模式的に表現している。クリックで拡大


(以下は3月下旬までの情報です)

星図

3月下旬から4月上旬にかけて、リニア彗星(252P)が明け方の南の空に見える。予想では最大でも12等級前後とされていたが、2月末から南半球で5~6等級で観測されており楽しみだ。日本では3月25日ごろから地平線上に現れ始め、さそり座の尾からへびつかい座へと北上していく。3月末は下弦前の月が近くにあってその影響を受けるのが惜しまれるが、双眼鏡で眺めたり写真を撮影したりしてみよう。

朝4時ごろの見え方の星図
朝4時ごろの見え方。彗星は模式的に表現している。3月27日に散開星団M6、30日に球状星団M9と接近し、4月6日ごろにM14と大接近する。クリックで拡大

関連リンク

関連記事