「こうのとり」2号機、ISSとドッキング成功

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【2011年1月28日 JAXA

1月28日未明、日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機が国際宇宙ステーションに到着、結合を完了した。


ISSに接近する「こうのとり」2号機

地球上の期待を背にしてISSに接近する「こうのとり」と、それをつかもうとするロボットアーム。アームの付け根の右側には「きぼう」日本実験棟が見える。クリックで拡大(提供:NASA)

1月22日(日本時間、以下同様)に種子島宇宙センターから打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機は、1月27日に国際宇宙ステーション(ISS)に接近し、20時41分ごろISSロボットアームにより把持された。

その後、 1月28日3時34分にISSの第2結合部「ハーモニー」との結合を完了し、午前5時47分にISSのクルーが与圧部内に入室した。今後は、船外および船内貨物がISSへ順次移送される。

「こうのとり」は、最長で60日間、3月末ごろまでISSに係留された後、不要な物資を積んでISSから離脱し大気圏に突入する。

一方、1月28日午前10時31分にはロシアの補給機「プログレス41P」がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットにより打ち上げられた。1月30日午前11時40分にISSとのドッキングが予定されている。